上のgifアニメーションは、ばねポテンシャル中の2物体の衝突の様子を表しています。

青い物体は重い物体、下の赤い物体は軽い物体、質量比は2:1であり、横軸は時間、縦軸は距離です。(単位は設定していません。)。1次元上のばねポテンシャル中で2つの物体を衝突させるとどのように運動するかを示しています。

 

 最初の衝突で青い物体はエネルギーを失って速度が遅くなり、距離は1より短い距離を運動しますが、赤い物体はエネルギーを得て速度が速くなり、距離1よりも外側に向かって運動する様子がわかります。

 

 簡単なアニメーションですが、様々な物理現象を説明する上で役に立ちます。例えば球状星団の形成シミュレーションは、"grape"と呼ばれる重力計算によって計算するのが現在の主流ですが、ばねポテンシャルのような簡単なモデルを使って、球状星団の成り立ちを説明することも可能です。

 

 このアニメーションの軌跡の基となるグラフは以下の通りです。

 上のgifアニメーションと同じように横軸が時間、縦軸が距離、青い線は重い物体の軌跡であり、オレンジ色の線が軽い物体の軌跡です。1次元でのばねポテンシャル中での運動の軌跡を示しています。